アニメの話
こんにちは、市川市の大学受験予備校、武田塾市川校高田です。
本日は12月21日ですが、1937年のこの日は映画「白雪姫」が公開された日だそうです。
ディズニー制作の映画で、世界初のカラーの長編アニメーション映画になります。
この映画に感銘を受けたのが手塚治虫だそうで、漫画で有名な方ですが彼自身もアニメーション制作に力を入れていたことがあります。
この作品の時間が83分で、後のアニメーション映画の上映時間の目安となったとも言われています。
さて、リミテッドアニメーション、という言葉をご存知でしょうか?
簡単に言うといろいろ省略して安上がりに作る、というアニメのことです。
動きが簡略化されたり、表情のうち一部のパーツだけが動いたり、といったものをイメージしてみてください。
眉のパーツだけ動いても、表情が変わって見えますよね。
日本のアニメーションの多くはそうだと言われています。
ディズニー作品などはかなりよく動くアニメですが、日本は予算などの問題で同じ水準で作ることが難しいため、このような方向で作られることが多くなりました。
ただ、日本のアニメは制限された条件の中で独自の進化をしたとも言います。
少ない枚数で動きを強調させるためにどうしようか、動きで勝てないなら他のところに力を入れればいいじゃないか。
例えば、子供向けとはいえないような複雑なストーリーを練り上げたり、画面の情報量をかなり意識的に調節したり。
その結果、ジャパニメーションと呼ばれるような、一部に根強いファンが生まれるようなアニメ文化になったわけですね。
なんでこんなに長々とアニメの話をしたかというと、制限された条件でも工夫次第でやれることはあるんだ、ということを言いたかったからです。
例えば、勉強をやりやすい環境がない、という時に、そんな場所でもどうやったら集中できるか工夫してみる。
部活が忙しくて勉強をする時間がない、という時に、どうやって時間を捻出するか、どうやって短い時間で集中できるか工夫してみる。
自分でどうにかすることができないことは、勉強をできなかった理由にしやすいです。
しかし、その中で工夫をしてやることで他の人より前に進むことができます。
ぜひ、自分で工夫する、ということを忘れずに勉強に取り組んでみてください。