ちょっとした法律の話
こんにちは、市川市の大学受験予備校、武田塾市川校高田です。
今日は12月22日ですが、1902年のこの日は「年齢計算ニ関スル法律」が成立した日だそうです。
簡単に言うと、人の年齢をどうやって数えるかを規定した法律とのことで、現在にも残っている法律です。
こんな細かいことも法律にするのか、と感じるかもしれませんが、実は選挙権を持つ年齢とか年齢に関する規定って、周りにたくさんありますよね。
さらに、これと似たような法律として、「年齢のとなえ方に関する法律」というものがあります。
1950年に施行された法律ですが、年齢の数え方を数え年から満年齢に切り替えるための法律、だそうです。
今基本的に年齢は0歳から始まり、誕生日あたりで数が増えますよね。
これが満年齢という数え方になるそうです。
それに対して数え年は生まれた時点で1歳、以降は元日になるごとに1歳ずつ加える、という数え方。
この法律が出来るまでは数え年が基本だったのを、この法律によって満年齢で数えるように意識しなさい、という内容になるそうです。
では、数え方が変わることでどのような変化が起こるのでしょう?
1から数えていたものを0から数えるようになるということは、単純にみんな1歳くらい若くなりますよね。
つまりは、やったぜ若返ったぜ!!という変化が生まれるわけです。
あほらしいって思いました?
でも、この法律の制定理由の一つはそれだそうです。
戦後間もない状況で、お金もかけずにみんなちょっと前向きになる、という効果を狙ったそうです。
もちろん他にも、数え年と満年齢のズレによる様々な制度上の欠陥を解消しようとか、国際定期に満年齢が基本であるのでそれに合わせようという目的もあるそうですが。
法律というものはどうしても冷たい、人間味のないものに感じるものです。
でも、こんな面白い、ちょっとバカっぽく感じる法律もあります。
そう考えると法律を学ぶ法学部も楽しそうに感じませんか?
ちょっとでも興味が出たよ、という人はぜひ法学部について調べてみてください。
行きたいところがあるけど、どうやって勉強すればいいのか分からない、そんな人はぜひ武田塾市川校にご相談ください。
お待ちしております。