【必読】入試直前期の保護者様の対応の仕方
11月にもなると冬の寒さを感じますが、推薦入試やAO入試の面接がちょうど今の時期に当たりますね。
また、センター試験本番まで残りわずかとなってきています。受験生にとって保護者様というのは非常に大きな精神的支柱となっていることでしょう。
しかし、その精神的な支柱である保護者様の言葉は場合によっては受験生の心をかき乱す可能性もあります。
そこで今回は、場面ごとに保護者様の言葉や接し方についてまとめてみたいと思います。
・模試の自己採点や結果返却の際の接し方とは
特に今のような受験本番の近い時期になると「本番直前模試」「センタープレ試験」という名のつく模試試験が多くなっています。この模試を本番の練習代わりに受験していたり、最終的な志望校決定などに役立てて使うことも多いでしょう。
ここでいい点数が取れたらいいのですが、なかなかそう上手くはいかないものです。直前だというのに自己採点の結果は目標点の3分の2程度、ということはしばしば起こることではあります。
これは受験生にとっては非常に焦りを感じる結果となるでしょう。また、最後の模擬試験ということもあって保護者様としても点数や偏差値が気になるところではあると思います。しかし、一番注意しないといけないのは保護者様から積極的にその話題について触れていってしまうことです。
そこは受験生を見守るというスタンスのもと、本人が自分から何かを言うまでは辛抱強く待ちましょう。そして結果について相談されましたら、理に適っていないであろうことでも一通り言葉や悩みを聞いてあげましょう。
言葉にして感情を出すことによって精神的安定を得ることが出来るのはよく言われています。
・本番前日や当日の接し方とは
試験前日や当日は、多くの受験生が「緊張し高揚する精神状態を鎮めたい」と考えているものでしょう。
あえて不安を隠して平然としている子もいるでしょうし、不安な箇所の参考書を見直しに行う子など、取り組み方は様々ですがそれぞれの方法で気持ちを落ち着けようとしているでしょう。
このときに最も言ってほしくない言葉というのは、「気持ちを刺激すること」です。
あまり「頑張れ」と言い過ぎてもプレッシャーに感じるので、いってらっしゃいを言う際に一言、頑張ってね、と声をかけるくらいがちょうど良いと思います。
神経質すぎる、と感じるかもしれませんが、この時期だけは人格が変わると言っても過言ではないくらい特殊なのです。
・最後に
ここまで。「受験生の精神状態というのは非常に神経質なので、出来る限りの気配りをしてあげてほしい」ということを言ってきました。
ただ、結局のところ最も大切なのは、受験生本人の意志を尊重し、肯定してあげることだと思います。
やはり、「親は自分のことを分かってくれている」という安心感は非常に大切なものです。
受験は団体戦と言われますが、誰かの支えなしでは乗り切れないというのがこの言葉の真意です。
この時期だけは多少のことには目をつぶり、全力でサポートしてあげてください。